私は、高校1年生の時、『誰かの役に立てる仕事がしたい』との想いで弁護士を目指すことを決意しました。
それから、周りの方々の支えのおかげで、幸いにも弁護士になることができました。
そして、神戸のシンボル・元町にある大丸神戸店のそばにある六甲法律事務所という法律事務所にて15年間執務してきました。
当事務所は私が入所する数十年前から神戸の港町に根を張ってきた老舗の事務所です。私が入所した当時、六甲法律事務所は創設者である故・安藤猪平次弁護士と当時のパートナー・現在の代表である浅田修宏弁護士がいました。両弁護士直々の教えと後ろ姿から多くのことを学びとり、私も2021年1月よりパートナー弁護士に就任しました。
いわゆる街弁(街の弁護士)として、兵庫県内・神戸市内の様々な事案を扱ってきました。相続・交通事故・労務問題・不動産・少年事件・刑事事件などの個人の案件から、顧問企業を含む会社や事業者の契約や事業のリーガルチェック・売掛金などの債権の回収・解雇やハラスメントなどの労務問題・組織としてのコンプライアンスなど、ニーズに応えるべく、幅広く担当してきました。
これまでにご相談、ご依頼いただいた方々は沢山おられましたが、どれ一つとして同じ案件はありませんでした。
依頼者が、個人の方であれ、企業や事業者の方であれ、一方ではその方々の苦悩に共感して寄り添いながら、他方ではあくまで専門家として、依頼者の利益を追求すべく、全力で取り組んできました。
これまでの経験から、弁護士の仕事とは、依頼者の想いに寄り添いながら、あくまでもプロフェッショナルとして、依頼者の最大限の利益を獲得することだと考えています。
また、幅広い経験を積んできたことで、たとえ初めて扱う種類の事案であっても、しっかりと調査し、アセスメント(見立て)をもつことで、必要以上に恐れることなく、対応できるようになりました。これからは、より多くの方のお力になれるよう、学び続けて知見を広げ、さらに成長していきたいと考えています。そのためには、常に謙虚さを忘れず、自分を律し、柔軟に日々学んでいく姿勢を忘れません。
あの頃から、何年たっても、初心を忘れず、誰かの役に立てる弁護士であり続けたいと想っています。その結果、依頼者に「あなたでよかった!」と想って頂けたら、これほど嬉しいことはありません。
それこそ弁護士としての本懐であると考え、その瞬間に巡り会えるよう、日々取り組んでいます。
いまだに弁護士は、先生として敷居が高く思われがちです。弁護士側も、それをかさにきた対応をしがちな面があることは否定できません。自分自身も戒めとして、「弁護士がそう思われていること」を意識しています。
弁護士も法的なサービスを行うことには違いありません。一般的な仕事やサービスでは当たり前のことですが、依頼者にいかに満足していただくのかが大切と考えています。
弁護士として、依頼者にとっての最良の結果を目指すことはもちろんですが、その過程においても、依頼者にご満足いただけるように、スピード感のある迅速な対応と専門用語を噛み砕いたわかりやすい丁寧な説明を心がけています。
このような姿勢を心がけた甲斐があってか、解決した労務問題の依頼者から嬉しいお手紙をいただきました。
このような手紙をいただくのは、弁護士冥利に尽きます。
もし私の想いや姿勢に共感し、一度法律相談してみようかなと思われたなら、お気軽にお問い合わせください。
最近は、HPを通じて、不動産・労務・相続の相談を多く受けるようになってきました。見ていただき、ありがとうございます。
このほか、実際にご相談やご依頼をしていただいた依頼者からの声について、気になる方はGoogle MAPのレビュー(https://g.page/r/CTzFE_OwJMYkEBA)をご覧ください。
『いい弁護士を見つけたい!』
弁護士に法律相談をしようとされている方なら、誰でも思われることではないでしょうか。
弁護士に相談して事件や顧問業務を依頼するルートは、主として、
①知り合いから信頼できる弁護士の紹介を受け、その弁護士の法律事務所で相談をする
②インターネット等で検索して、特定の法律事務所の弁護士に法律相談を申し込む
③弁護士会や法テラス、区役所などで法律相談を申し込む
という方法があります。
①の紹介経由については、ある人を通じて一定の信頼関係をもとに法律相談をすることになるので、スムーズに相談から依頼に進展する傾向にあります。これに対して、②のインターネット経由については、特に公開されている弁護士費用を比較するなどすれば、費用面では一見魅力的な面もあるかもしれません(ただ、報酬基準が複雑ですと、実際に事件全体でいくらかかるかは試算してみることをお勧めします。)。また、③の法律相談については、その日に担当される弁護士がどういう方か、こればかりは実際に相談してみないとわかりません。
②のインターネット経由も③の法律相談も、どちらも実際にお会いして相談してみた上で、信頼できるようであれば、前向きに依頼を検討されたら良いと思います。
ただ、経験上、誰にとってもベストな弁護士は存在しないのではないかと思っています。相談者も弁護士も、あくまでも人と人、その間には相性があります。いくら能力が高い弁護士でも、相談しにくく、敷居が高くてはあまり意味がありません。
逆に、たとえ会話は盛り上がっても、勤勉で謙虚な姿勢に欠けていては、本当に自分の利益を守ってくれるのか、やはり不安があります。
もし、今依頼されている弁護士の対応に疑問を持たれているのならば、まずはその疑問や違和感をその弁護士に率直にぶつけてみることをお勧めします。それに対して、真摯に答える弁護士であれば、やはり信頼できる弁護士だと思います。
もしそれでも違和感がぬぐえなければ、無理せず、他の弁護士の意見も聞いてみた方が良いかもしれません。
特に、重要な問題や事業に関わる問題は、慎重な判断ため、セカンドオピニオンが大切です。弁護士によっても見解や方針が違うことは実はよくあることで、それほど珍しいことではありません。
ぜひ「この人なら信頼できる」とあなた自身が思える弁護士を探してみてください。
その信頼があなたにとって、望むべき結果に繋がるでしょう。
初めて弁護士に法律相談される場合に、事前に整理しておくと良いものや持参するとよいものをまとめておきます。
もちろん全て準備できなくても結構ですが、ある程度準備しておくと、事情や状況が弁護士に伝わりやすく、相談がスムーズです。もし時間が限られていても、聞きたいことを全て質問できるでしょう。
相手とやりとりしていた書類などは、ひとまず一式全てを持参することで、弁護士が直に内容を確認し、確実な回答が得られます。特に契約書などの重要な書類をお持ちでないと、どうしても契約内容を仮定した上での回答になってしまうので、ご注意ください。
☆一般的な相談☆
①契約書・請求書・お金の支払いなどに関する書類一式
②相手や関係者とのやりとり(メールやLINEなど)
③時系列順でまとめた事実の経過
④紛争の相手に関する情報(会社名・氏名・住所・連絡先など)
交通事故の場合:⑤事故の現場の状況と事故態様
相続の場合:⑥家系図(相続関係図)⑦相続財産の各種資料
一般の方とお会いしてご挨拶させていただくと、必ず「得意分野はなんですか?」「専門は何ですか?」という質問を受けます。
正直なところ、どう返答するか悩みどころです。
そもそも弁護士の場合、広告の規制があり、「専門は○○です」とは宣伝できません。そのため、広告を出す多くの法律事務所は、「○○に強い」「取扱件数○○以上」と言う言葉で宣伝していますが、これらを裏付けるものは特にありません。
また、弁護士が担当する案件や分野というのは、実は必ずしも全てを分類できるものではありません。相続や離婚として受けた案件でも、実は大きな問題は不動産!ということもあります。複雑な案件になればなるほど、その解決には、多様な分野の知見や経験が必ず必要になります。
専門性が高まることの犠牲として、案件にあまりにも偏りがあると、かえってマニュアル化したり、細かい知識にとらわれてしまうこともあります。あまり宣伝文句には惑わされない方がよいでしょう。
(ただ、最近は実態を伝えるべく、「相続や不動産に関わる事件をよくやっています!」とお答えしています)
『弁護士が必要な問題なんてうちにはない!』と思われるかもしれません。実際、事業者や経営者でも、多くの方は、深刻な法的トラブルが起きてから、はじめて弁護士への法律相談をされます。
ただ、そのような状況に陥ってから弁護士が関与しても、すでに法的に適切と言えない手続きがすすんでいたり、不十分な記録や証拠しかない状況での不利な裁判を強いられることになりがちです。もし幸運にも裁判で勝訴できたたとしても、そのための負担や労力は大きく、相当な犠牲を払うことになります。
顧問弁護士をつけておくことで、普段から会社内で起きたことを気楽に相談したり、契約書等の書面のリーガルチェックを受けたりすることができます。紛争を予防するとともに、強力な盾として、心理的な安心材料になってくるメリットがあります。
なお、令和5年5月に「ケースで学ぶ!クレーム&レビュー対応術」セミナーをしました!Google MAPのGoogleビジネスプロフィール(Googleマイビジネス)の運用にお困りの方はご相談ください。
普段、事務所以外の業務スペースとして利用させていただいている梅田駅地下道直結のコワーキングスペース”ONthe"のHP掲載の特集記事「穏坐な人々」にて、インタビュー記事を掲載していただきました。
よければこちらもご覧ください。
2020年4月〜新型コロナウイルスの影響によって司法試験などの各種資格試験が延期されることになりました。
自粛生活期間中、少し時間ができましたし、応援の意味を込めて、法律の勉強をしているけれどもなかなか民法が腑に落ちない方向けに、改正民法の条文講義「民法の地図」をやってみました。
また、新しい事業を始めようとしている方向けに、その名前が誰かの商標権を侵害していないか、最低限の商標調査ができるように「誰でもできる!この名前が商標登録されているかどうか調べてみよう!」、事業者やクリエイター向けに「0から始める著作権を侵害しない方法+著作権を守る術」アップしました。2021年11月2日にリーガルセミナー「フリーランスを守る契約書」@on paperを開催し、概要を収録した動画もアップしておりますので、こちらもご覧ください。そのほか、相続が”争族”とならないように予防するための遺言書の意義と相続の流れについて解説した動画もアップしています。
今後も法律に関することを幅広く発信してきます。
これまで学校や大学などで法律をわかりやすく伝えるための授業や講義を数多く行ってきました。また、法律だけでなく、リーガルマインドを伝える法教育や模擬裁判などのワークショップ的な授業もしました。
その経験を生かし、最近は顧問先企業や異業種交流会などで、契約・利用規約、債権回収、著作権や商標、コンプライアンス、SNSの取扱いやハラスメント、民法改正などのセミナーを定期的に行っています。また、最近はSDGsの関係で、企業が取り組んでいる社会イベントとして子ども向けの法教育イベントなども開催させていただいております。
法律というものはものは、正直、もともと難しいものです。ただ、できる限りわかりやすくお伝えするため、具体的な事例や関心のあるはやりのテーマなどを取り上げるようにしています。
もし社内研修や、各種団体でのセミナーのテーマなどにお悩みの方は、ぜひ一度お問い合わせください。
これまでのセミナーの実績等をまとめましたので、セミナーリストのページからご覧ください。
いまだに弁護士というと、個人の方はもちろん事業者の方々にも敷居が高く思われがちです。
せっかく顧問弁護士がいても、「顧問弁護士には相談しにくい」という声すらよく聞きます。
いい意味で、「弁護士らしくない弁護士」でありたいと思っています。
今更ながら、このような場で広く発信し、誰かの力になれる『ご縁』が生まれることを願い、このようなホームページを作りました。
あなたが今悩んでること、困ってること、ぜひ教えてください。
H13.3 清風高等学校卒業
H18.3 京都大学法学部卒業
H20.3 同志社大学法科大学院卒業
H21.12〜 六甲法律事務所
R2.4〜弁理士登録
兵庫県弁護士会子どもの権利委員会元委員長、同法教育委員会元委員長
同志社大学法科大学院アラムナイ・アソシエーション寒梅会会長
関西学院大学非常勤講師、京都大学法科大学院非常勤講師
兵庫県児童虐待対応専門アドバイザー、神戸市いじめ問題対策審議会委員