弁護士松田昌明のLawTubeにて、改正民法講義「民法の地図」配信中


コロナ禍の中、法律を学び方へ向けて、民法の本質的理解につなげる改正民法条文講義を始めました。「民法の地図」をYouTubeで随時更新し、2020年7月18日までに1050条までアップしました。♪

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、司法試験・予備試験が延期になりました。また、大学やロースクールでは授業も全てオンラインでしか行えず、自習室なども利用できなくなりました。

 

 少しでもお役に立てればと思い、令和2年4月9日から民法の講義などをYouTubeに公開しました!

 

 内容としては、民法の条文にそって、細かい知識や論点ではなく、本質的な内容や条文の適用方法をお伝えするものです。

 

 不慣れですが、参考になれば。

 

 相続まで完走したいと思いますが、評価やコメントなどお寄せいただければ励みになります。

 


各法律関連のYouTube講義




予備試験合格者へのインタビュー動画とコラボ動画




*改正民法条文講義「民法の地図」*

1 改正民法条文講義「民法の地図」総則編

 『民法の地図』総則

 vol.1 信義則・行為能力など:信義則の使い方、意思能力無効と行為能力制限の本質的な違い

 vol.2 意思表示 :定義・要素の本質的な理解、表示の錯誤と基礎事情錯誤の理解(95条)

 vol.3 代理:有権代理と無権代理の違い、無権代理を有効にする表見代理と追認、そして無権代理人の責任

 vol.4 無効・取消し、条件・期限:錯誤取消や詐欺取消の請求の根拠(=訴訟物)となる121条の2の理解

 vol.5 瑕疵ある意思表示と訴訟物:アウトプットを通じて学ぶ事例を解くために必要なインプット

 vol.6 時効:債権を消滅させる原因と所有権を取得する原因となりうる2面性のある時効の整理

 vol.7 時効と所有権:原始取得たる取得時効の意味合いと短期・長期取得時効の主張の方法

 





2 改正民法条文講義「民法の地図」物権編

 『民法の地図』物権編

 vol.1  物権:物権の完全体たる所有権の内容を正確に理解・整理し、債権との違いを意識

 vol.2 占有権:意思表示(契約)による物権変動(所有権の移転)と第三者対抗要件、事実状態を権利化した占有権

 vol.3   所有権と即時取得:所有権に基づく請求とそれに対する動産の即時取得の主張反論構造

 vol.4   不動産所有権と対抗要件:所有権に基づく請求に対する177条の適用のされ方や具体的な主張

 vol.5 所有権・用益物権:物の交換価値と利用価値を把握する所有権と利用価値のみを把握する用益物権

 vol.6 担保物権:物の交換価値を把握する担保物権、法律上発生する担保物権と合意によって発生する担保物権

 vol.7 留置権・質権等:留置権が発生するための法律要件と典型例、各種質権のイメージ

 vol.8 抵当権その1:物の交換価値のみを把握し、占有すらしない抵当権の存在意義

 vol.9 抵当権その2:抵当権の基本的な性質や場面の条文の規定

 vol.10 抵当権その3:法定地上権や共同抵当など複雑な条文の規定

 vol.11 譲渡担保その1:実務上生み出された譲渡担保の当事者間の債権的関係と第三者との物権的関係

 vol.12 譲渡担保その2:通常の商取引を行い、営業をしながら、担保価値を見出す集合動産譲渡担保の理解








3 改正民法条文講義「民法の地図」債権総論編

「民法の地図」債権総論

 vol.1 全体像:中心となる債権債務、債務の履行としての弁済と債務不履行の類型+損害賠償などの全体の把握

 vol.2 特定物と種類物:種類物債権やその特定、そしてその効果を整理

 vol.3 債務不履行その1〜受領遅滞〜:履行遅滞・履行不能と受領遅滞の効果の違いを意識しつつ整理

 vol.4 債務不履行その2〜損害賠償〜:損害賠償請求権としての415と損害の範囲を認定する416を整理

 vol.5 債務不履行その3〜case〜:事例を通じて債務不履行と損害賠償の場面を把握

 vol.6 責任財産保全と債権者代位:例外的な債務者の財産介入手段としての債権者代位

 vol.7 責任財産保全と詐害行為取消:例外的な債務者の財産介入手段としての詐害行為取消

 vol.8 債権者代位と詐害行為取消〜条文〜:根本的な改正がなされ、条文も大幅に付加されているのでその確認

 vol.9 不可分債権・連帯債務など:細かいところなので、条文に沿って確認

 vol.10 保証①:各種契約のからむ性質や場面を正確に理解

 vol.11 保証②:基本条文以外も適用できるように確認

 vol.12 債権譲渡①:基本が改正されているので、それを踏まえて性質と場面をしっかりと整理

 vol.13 債権譲渡②:重要な改正部分含めて条文をきっちり確認

 vol.14 弁済・供託:債権の消滅原因としてしっかり整理

 vol.15 相殺など:債権の消滅原因として要件や効果を整理







4 改正民法条文講義「民法の地図」債権各論

「民法の地図」債権各論

 vol.1 全体像:各種典型契約と債権の発生原因の整理

 vol.2 契約の成立・効力:契約がどのように成立するのか、基本の確認

 vol.3 契約の解除:概念としても、改正点としても重要な解除を整理

 vol.4 定型約款・贈与:新設された定型約款と改正された贈与の規定の確認

 vol.5 売買・契約不適合責任:重要な改正点として、契約不適合責任の要件と効果を確認

 vol.6 売買等(続き):売買に関する条文を落とさないように確認

   vol.7 消費貸借と使用貸借:要物+諾成への改正、要物→諾成などの改正を踏まえて確認

   vol.8 賃貸借①:継続的契約として債権債務や終了原因などの整理

   vol.9 賃貸借②:債権債務関係や終了原因に関する各条文を確認

   vol.10 賃貸借③(借地借家法):借地借家法の重要条文を整理

   vol.11 請負:契約不適合責任の適用関係を中心に債権債務を確認

   vol.12 委任・寄託:請負との違いや債権債務を確認

   vol.13 組合・和解:契約の性質や債権債務を確認

   vol.14 事務管理・不当利得:債権の発生原因として法律要件を確認

   vol.15 不法行為:実務上重要な訴訟物として、各条文が適用できるように法律要件と法律効果を整理

 







5 改正民法条文講義「民法の地図」親族・相続編

 「民法の地図」親族・相続編

 vol.1 婚姻・離婚:法律上保護される「婚姻」それを解消する「離婚」の要件や結びつけられた効果を整理

 vol.2  親子:親子関係について、特に懐胎の有無で判断される母子関係と嫡出性や認知で判断される父子関係を整理

 vol.3  親権/後見等:親権の権限を整理した上で、親権者不在による未成年後見と審判で始まる成年後見・保佐・補助を整理

 vol.4  相続人と相続分:死亡によって始まる相続において、法律上相続財産を取得する資格をもつ者とその持分を整理

 vol.5  遺産分割/相続放棄:暫定的に共有状態となる財産につき、誰が何をどれだけ取得するのかを決める遺産分割、相続放棄・承認を整理

 vol.6  遺言/配偶者居住権/遺留分:生前に誰が何をどれだけ取得するのかを決めておく遺言の方式と改正による配偶者居住権、遺留分を整理