ニュース×弁護士ログ

就業規則の不利益変更と定年後の再雇用拒否事案の判断
 2024年11月27日の報道で、私立高校に勤務する教員らについて、勤務中に就業規則が変更され、当該規則に基づいて60歳の誕生日を持って定年とし、雇用契約を打ち切られた件について、就業規則の不利益変更を無効とし、再雇用契約の成立を認める控訴審の判断が出ました。  これについて確認していきます。

判決を”絵に描いた餅”にさせない財産開示手続きの実効性?!
 最近、財産開示手続きに関して、民事執行法違反により債務者が逮捕されるケースの報道をよく見かけるようになりました。  これは2020年改正によって、財産開示手続きからの刑事告発という流れができたことによるものです。  報道の内容や手続きの流れを見ていきましょう!

養子縁組前の子につき、親が縁組で兄弟姉妹になった場合の代襲相続の可否
 養子縁組前に生まれた子どもが、養子縁組によって兄弟姉妹となった親の相続権を代襲相続できるか問題となった事案で、最高裁は、二審・東京高裁判決を破棄し、「引き継げない」とする初の判断を示しました。  こちらの判決を確認しておきましょう。

ダウンタウン松本人志氏、文春(文藝春秋)に対する訴えを取り下げ!
「ダウンタウン」の松本人志さんが週刊文春の記事によって、名誉を毀損されたとして発行元の文藝春秋と編集長に5億5000万円の賠償を求めて訴えた裁判について、双方が合意し、訴えは取り下げられたとのことです。  この裁判の経緯を踏まえ、結果(落とし所)について個人的に考察してみたいと思います。

病院や歯科医院のGoogle Map レビュー中傷事案と対応策
 GoogleMapにはレビューを書き込める機能があり、誰でも書き込むことができます。経営者はこれを管理しなければ荒れてしまうことがあります。  どのような場合に違法となるか、裁判例を踏まえて、書き込みに対して何ができるか、その最適解を考えてみましょう。

フリーランス法の現況と対応した発注書・見積書サンプル
 いよいよ2024年11月1日からフリーランス新法が施行されます。  従業員を雇用していないフリーランスに業務委託をしている場合、基本的に発注者に適用があることになります。  現況を踏まえ、フリーランス法に対応した発注書や見積書を活用していきましょう!

お問い合せの多い遺言書の遺留分対策と遺留分侵害請求について
 最近、遺留分に関係するご相談をよくうかがいます。これには両方向からの相談があり、遺留分を考慮した遺言を作りたいという相談と、遺留分を侵害された遺言があるので遺留分を請求したいという相談があります。  ここでは両側の問題意識を整理した上で、遺留分について解説します。

犯罪加害者への賠償請求を警察庁が放置し一部時効の可能性!
 犯罪の被害者や遺族に国から支給される犯罪被害者給付金について、加害者に請求するべき損害賠償の手続きを警察庁が放置し、一部は時効にかかる可能性があるとの報道がありました。  このニュースを通じて、時効について見てみましょう。

将棋中の鼻だしマスクを理由とした処分は裁量の範囲と判断!
 コロナ禍において、将棋の公式戦でマスクを着けながらも鼻を出していたとして、3回反則負けになり、3ヶ月の対局停止処分を受けた棋士が処分を争い、損害賠償請求を求めた事案で、請求が棄却される判断が出ました。  こちらの裁判について見てみましょう。

風俗店と売春のグレーゾーン?!〜松島新地で売春あっせん疑いで逮捕報道〜
 先日、大阪市西区の歓楽街「松島新地」の料亭で売春を仲介したとして、大阪・ミナミのホストクラブの経営にも関与していた男たち5人が逮捕されたというニュースがありました。  風俗店の規制や違法性について確認してみましょう。

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