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リーガルセミナー「フリーランスを守る契約書」@on paper開催しました!

1 リーガルセミナー「フリーランスを守る契約書」開催

 

 2021年11月2日、普段お世話になっているコワーキングスペースon paperにて、リーガルセミナーVol.2「フリーランスを守る契約書」を開催しました。

 

 当初は9月の開催を予定しておりましたが、緊急事態宣言が出ていたことから延期し、感染者数が抑えられているタイミングで開催することができました。

 感染対策を実施しつつも、満席に近いほどの方にご参加いただき、盛況でした。

 

 残念ながらご参加できなかった方にも、どのような内容であったのか概要をお知らせまとめておきます。

 もし同様の内容での開催のご要望等ありましたら、お問い合わせからご連絡ください。


2 「フリーランスを守る契約書」セミナーのまとめ

(1)本セミナーの目標

 このセミナーの目標、言うならセミナーを受けるビフォー・アフターで変わって欲しいところは、

 ①契約の大切さを知ってもらう!

 ②契約書を読む気になってもらう!

 ③契約の内容を自分で考えられるようになってもらう!

という点でした。

 

 もちろん弁護士にご相談いただき、契約書の雛形作成をご依頼いただくのがベストではあります。しかし、それぞれのご事情があることはもちろん、フリーランスとしては、相手方作成の契約書で話を進めざるを得ないことも多いでしょう。

 

 そのことを考えれば、まずは契約・契約書の意義を知り、自分で読む気になり、内容を考えられるようになることがとても大切と考えています。

 


(2)契約書を取り交わせない場合のTIPS

 ビジネス上の契約において、契約書を作成しておくことが自分の身を守り、契約をスムーズに生かせる唯一無二の方法であることは間違いありません。

 

 ただ、フリーランスの場合、その立場や力関係、業界の慣習などから、契約書をなかなか作成しにくかったり、場合によっては断られることすらあるでしょう。

 

 そんな場合の秘策として1つオススメの方法は、どのような契約が成立したのかをメールやメッセージにあえて明記して相手に送っておくことです。

 

 契約はあくまでも意思の合致ですので、その内容で合意が成立した形跡を残しておくことが大切なわけです。

 口頭の電話や打ち合わせで依頼を受けた場合などは、特に、その直後に、お礼のメールやメッセージを送り、その文面であえて依頼を受けた内容を具体的に明記しておきます。これに対して、相手もそれを了承しているような返答があれば、それで契約が成立していると考えることができ、万が一、もめた場合にも証拠になるわけです。

 

 このほか、見積書の備考欄に、著作権の帰属など、こちらが求める最低限の契約条件を明記しておく方法も有用です。これについては以前書いたブログがありますので、こちらをご参照ください。見積書のサンプルデータもダウンロード可能です。

 


(3)フリーランスの業務委託契約書

 フリーランスの方が契約する場合に用いられる契約書が「業務委託契約書」です。しかし、実は、民法には、業務委託契約という契約は規定されていません。

 

 フリーランスの方が、何らかの業務を委託される場合、その業種によって、民法上の【請負型】と【(準)委任型】に分けられます。

 

 【請負型】とは、完成品・成果物を納品するこことに本質的な価値があり、その対価として報酬を受ける契約の場合です。例えば、デザイナーのチラシ作成、ライターのライティングなどです。

 

 【委任型】とは、その事務作業や作業工程に本質的な価値があり(それに伴う成果物を納品する場合はあります)、その作業の対価として報酬を受ける場合です。例えば、経営コンサル、写真撮影、弁護士の委任の場合などです。

 

 同じ「業務委託契約書」でも、性質の違う、2つの種類の契約があるわけです。この性質の違いは、契約の内容全般に大きく影響することになりますので、自分の業種がどちらかを押さえておきましょう。

 


(4)ワークショップ:業務委託契約書を作ってみよう!

 セミナーでは、一通りの説明をしたあと、参加者皆さんに、それぞれの事業をイメージしてもらいながら、業務委託契約書の基本要素を考えてもらうワークショップをしていただきました!

 

 普段、なかなか時間をかけて考える機会がないだろうということで、難しいことではありますが、向き合っていただきました。

 

 このようなワークショップを積極的に取り入れているのは、このような我が事としての体験学習こそが、結局、最も有効であると確信しているからです。ポイントはこちらの画像の通りです。

 このようなポイントをおさつつ、是非一度考えてみてください。

 ポイントを順次考えられるようチェック方式で誘導したレジュメを以下からダウンロードできるようにしておきます。

 是非一度体感してみてください。

ダウンロード
業務委託契約書を作ってみよう
業務委託契約書を作ってみよう.pdf
PDFファイル 52.4 KB



何でも相談できるパートナーに!

 いまだに弁護士というと、個人の方はもちろん事業者の方々にも敷居が高く思われがちです。

 せっかく顧問弁護士がいても、「顧問弁護士には相談しにくい」という声すらよく聞きます。

 いい意味で、「弁護士らしくない弁護士」でありたいと思っています。

 今更ながら、このような場で広く発信し、誰かの力になれる『ご縁』が生まれることを願い、このようなホームページを作りました。

 

 あなたが今悩んでること、困ってること、ぜひ教えてください。

H13.3 清風高等学校卒業

H18.3 京都大学法学部卒業

H20.3 同志社大学法科大学院卒業

H21.12〜 六甲法律事務所

R2.4〜弁理士登録

兵庫県弁護士会子どもの権利委員会委員長、同法教育委員会

同志社大学法科大学院アラムナイ・アソシエーション寒梅会会長

関西学院大学非常勤講師、京都大学法科大学院非常勤講師

兵庫県児童虐待対応専門アドバイザー、神戸市いじめ問題対策審議会委員

 弁護士/弁理士 松 田 昌 明(兵庫県弁護士会所属)   

〒650-0037 神戸市中央区明石町48番地 神戸ダイヤモンドビル8階

六甲法律事務所

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