
2025年、今年も暑い夏がやってきました。
8月2日(土)、大阪地方裁判所にて、第18回高校生模擬裁判選手権関西大会が開催されました。
例年に劣らない熱戦でした。
今年は各校があらかじめ検察をやるか、弁護をやるか、決まった上で、本大会に向けて準備をしてきました。
午前と午後で各校1試合に全力を注ぎ、午前の検察から1校、弁護から1校、午後の検察から1校、弁護から1校という形で、合計4校が優勝として発表されました。
【大会結果】
(午前の部)
検察
優勝 🥇洛南高等学校
準優勝 🥈西大和学園高等学校
弁護
優勝 🥇同志社香里高等学校
準優勝 🥈京都府立嵯峨野高等学校
(午後の部)
検察
優勝 🥇大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎
準優勝 🥈大阪星光学院高等学校
弁護
優勝 🥇奈良県立奈良高等学校
準優勝 🥈大阪府立三国丘高等学校
対戦組合せは抽選により写真の通りでしたが、結果的に見れば、
午前は西大和学園高等学校vs同志社香里高等学校、午後は大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎vs奈良県立奈良高等学校が好カードだったということでしょう。
午前は西大和学園高等学校vs同志社香里高等学校の闘いを観覧しました。
両校歴史ある強豪校で、さすがでした。内容はもちろんですが、発声や迫力などパフォーマンスとしても、全員完璧に仕上がっていました。
試合というのは相手があってのことですし、対戦校との相乗効果により、試合中にレベルアップし、お互いに最高のパフォーマンスが発揮できるというのがあるのでしょう。
午後は神戸海星女子学院高等学校と高津高等学校の試合を観覧しました。
高津高等学校は初出場で少人数ながらポイントをよく押さえていました。証人の目を見つつ、質問への回答をよく聞いて、会話をするように質問を重ねる尋問が個人的には印象的でした。これは簡単そうに見えますが、あらかじめ用意した質問に囚われないという点でなかなかの高等テクニックです。
神戸海星女子学院高等学校も、全員聞き取りやすい発声で、勢いがあり、内容的にもとても充実していました。
どちらも表彰されなかったのが不思議なぐらいです。
表彰されなかった学校の生徒たちの悔し涙を見るのは辛いですが、必ずそれぞれの糧になっていくと確信しています。
結果は所詮他人が決めること、誰よりも自分で自分を評価してあげてほしいですね。自分の中でやれるだけのことはやったという満足感をもって終えていただけていたら嬉しい限りです。
来年も出場できる子たちは悔しさを来年に、来年出場できない子たちは後輩に想いを託し、また熱戦が繰り広げられることでしょう。
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