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新入社員・若手社員向けに、SNSコンプライアンス研修を開催しました!〜弁護士アクティブ・ラーニング〜

1 ブログを見て申し込んでいただいたSNS研修

 このHPの過去ブログを見つけていただいた、あの大会社、阪神阪急グループの研修を担う会社から、SNSコンプライアンスの研修の依頼を受けました。

 

 実は、これまでに行なっていたコンプライアンス研修について、意識的に、研修で使ったスライドも載せて、具体的にどのような内容を行なっていたのかを発信していました。

 いつか誰かに目にとまればいいなと思って種を蒔いていたわけですが、それが実を結びました。

 このようなご依頼をいただくのは、大変光栄なことであると同時に、今の時代の発信の大切さを改めて痛感する出来事です。

 

 グループでも、SNSコンプライアンスの研修を開催していくのは初めての試みとのことで、普通の講義型の研修とは少し違う形でとご要望いただきました。

 

 私としても、もっと時間を使ってやりたかったワークショップを存分に取り入れ、能動的なアクティブラーニングで体験重視の研修を行ってみたかったので、願ってもないことでした。

 私自身これまでそうであったように、弁護士の研修となると、専門用語ばかりで一方的で退屈でな内容になりがちなので、ここを何とか抜け出したいと思っていたのです。

 

 そして、今回は、①まず、SNSの利用状況のアンケートを個別にとって自分の現状を思い返してもらった上で、②次に企業のブラックな公式アカウントによる炎上ツイートをグループで考えていただくことで、炎上の境目を探っていただき、③最後に経営者サイドと労働者サイドに分かれ、企業内のSNSルールを作っていただくことで、どのような問題があってどのようなルールがいいのかを能動的に考えていただきました。

 


2 この10年で目まぐるしく変わったSNS

 iPhonが日本で発売されたのは2008年、同年にFacebookやTwitterの国内運用も始まりました。その後、LINEやInstagramが運用されましたが、これらのSNSが普及し始めてから実はまだ10年も経っていません。

 

 各SNSの登録者数については、意外と最新の情報が公表されておらず、基準時はずれますが、公式に公開されているデータはこちらの画像の通りでした(作成後に更新されている可能性もあります)。 

 

 このようなSNSが10年前にはほとんどなかったと考えると改めて驚愕します。スマートフォンの普及とともに、私たちの生活を大きく変えてきたことを実感します。

 

 それと同時に、今からの10年で、また想像もできないような変化が起きるのだろうとも思います。これらの現在のメジャーなSNSですら、10年後には激変しているかもしれません。

企業としても、個人としても、リスクマネイジメントの観点からも、時代の変化を意識し、常に変わっていくことを忘れてはいけないということでしょう。

 


3 炎上ラインを考え、炎上リスクを知る!

 今回SNSコンプライアンス研修をさせていただいたのは、北大阪急行電鉄株式会社様でした。

 

 こちらの会社ではInstagramのアカウントはあるものの、Twitterのアカウントはないということでした。

 そこで、Twitterアカウント風の画面を作らせていただき、炎上ギリギリツイートを参加者の皆さんにも考えてもらいました。

 

 どういうツイートがバズって、どういうツイートが炎上するか、もちろん正解はないですし、狙ってバズることはないのですが、どういう場合に炎上するのか、そのラインを自分たちで考えてもらうことに大きな意味があると思います。

 

 では、企業や社員のアカウントで、どういう場合に炎上するかというと、一概には言えません。

 ただ、これまでの炎上ケースはある程度分類できますので、どのようなツイートが炎上しがちかを整理し、紹介いたしました。画像の通りのケースが多いようです。

 

 必ずしも違法ではないとしても、炎上するケースというのもあります。

 

 企業アカウントの場合や所属企業名を明らかにしている場合など、特に気を付ける必要があるでしょう。もちろん匿名だからセーフということもありません。


4 SNSルールの創作と違法ケース

 最後のワークショップとして、自社のSNSのルールを考えて作っていただきました。

 

 ポイントとして、皆さんが同じ立場、特に今置かれている立場で考えるのではなく、経営者サイドと労働者サイドに分かれていただき、各立場からの話し合いによる調整を体感していただきました。

 

 ルール作りの難しさはもちろん、普段考えない視点から見ることによって得られるものも大きいのではないでしょうか。

 

 グループごとに全く締め付けの厳しさが違って、大変面白い結果となりました。

 特に意外だったのは、新入社員グループの方が労働者による使用を厳しく制限していて、すでに部下がいる方々の方が個人の発信を尊重して緩くなっていることでした。

 皆さんのルールを踏まえ、炎上と必ずしもイコールではない、違法な発信というものがどういう場合かについて、画像の通り整理し、解説しました。

 

 匿名アカウントだからと、意外と気軽にやってしまうこともありうるので、要注意です。

 

 その上で、私からのまとめとして、カスタマイズしたSNSルールを提案し、一案として皆さんとともに確認しました。こちらは好評で、後ほど会社から全社員に配布させてほしいとご要望も受けました。

 

 ワークショップでは、終始参加した皆さんが主体的・能動的に取り組み、自由に考えていただきました。これぞアクティブラーニングという成果があったように思います。

 

 研修後の感想として、以下のようなご意見・ご感想をいただきました。

 

 【研修全体について】

・近い世代でも考え方が色々あって面白かった。

・こういう機会がなかったので、有意義

SNSの良さとリスクが分かった

【講師の説明について】

・具体的、身近で分かりやすかった

・自分たちで考える部分もあり、より自分のこととして考えられた

・丁寧で分かりやすかった


 SNSに限らず、もし法律の専門家(弁護士)からの研修や講演を希望される場合には、ぜひお問い合わせください。

 退屈で一方的な研修講義は卒業し、より実効性のあるアクティブラーニングによる研修をカスタマイズして実施いたします。

 

何でも相談できるパートナーに!

 いまだに弁護士というと、個人の方はもちろん事業者の方々にも敷居が高く思われがちです。

 せっかく顧問弁護士がいても、「顧問弁護士には相談しにくい」という声すらよく聞きます。

 いい意味で、「弁護士らしくない弁護士」でありたいと思っています。

 今更ながら、このような場で広く発信し、誰かの力になれる『ご縁』が生まれることを願い、このようなホームページを作りました。

 

 あなたが今悩んでること、困ってること、ぜひ教えてください。

H13.3 清風高等学校卒業

H18.3 京都大学法学部卒業

H20.3 同志社大学法科大学院卒業

H21.12〜 六甲法律事務所

R2.4〜弁理士登録

兵庫県弁護士会法教育委員会、同子どもの権利委員会副委員長、同修習委員会副委員長

同志社大学法科大学院アラムナイ・アソシエーション寒梅会会長

関西学院大学非常勤講師、京都大学法科大学院非常勤講師

兵庫県児童虐待対応専門アドバイザー、神戸市いじめ問題対策審議会委員

 弁護士/弁理士 松 田 昌 明

(兵庫県弁護士会所属)    

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