クリエイターの方々の契約の現状と盾となる見積書戦略〜参考見積書案〜

1 クリエイターの方々をとりまく現状

 先日、クリエイターの方々が実際に使っている見積書を見せていただき、アドバイスする機会がありました。

 皆さん、悩みを抱えながらも、試行錯誤しながら作っていることを実感しました。

 

 これを踏まえ、試しに、見積書のドラフトを作ってみました。解説もコメントでつけております。

 クリエイターの方に限らないかもしれませんが、必要な方はぜひ参考にしていただき、見積書をバージョンアップしてみてください。 


2 契約の現状と盾となる見積書の著作権戦略

 契約書を作成しなくても、契約は成立します。コンビニでおにぎりを買うときも、売買契約を締結していることに変わりはありません。

 あくまでお互いの意思の合致、すなわち一方による契約締結に向けた申込みとそれに対する相手方の承諾があれば、口頭でも書面でも契約は成立するのです。

 

 クリエイターの方の場合、契約書がない時は、見積書の送付が契約の申込みと評価され、それに対する依頼が承諾となり、意思の合致が認められることになります。

 そのため、見積書の内容やそれに対する依頼の内容をもとに合致した内容がそのまま契約内容になってしまうのです。

 そのことを踏まえた見積書の内容を作ることが結果的に自分の身を守ることにつながります。

 

 特に重要なのが、著作権の帰結です。何も決めなければ著作権は創作者であるクリエイターのものとなります。

 著作権を全てクライアントに譲渡するのであれば、その旨明記し、料金にも反映させるべきでしょう。

 ただし、ポートフォリオとしての利用を想定しているのならそれも明記しておくべきです。もし、著作権を譲渡しないのであれば、利用許諾の範囲を明確に決めておくことが必要となります。

 

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弁護士による解説付き見積書案
20190901見積書案(弁護士松田昌明).docx
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何でも相談できるパートナーに!

 いまだに弁護士というと、個人の方はもちろん事業者の方々にも敷居が高く思われがちです。

 せっかく顧問弁護士がいても、「顧問弁護士には相談しにくい」という声すらよく聞きます。

 いい意味で、「弁護士らしくない弁護士」でありたいと思っています。

 今更ながら、このような場で広く発信し、誰かの力になれる『ご縁』が生まれることを願い、このようなホームページを作りました。

 

 あなたが今悩んでること、困ってること、ぜひ教えてください。

H13.3 清風高等学校卒業

H18.3 京都大学法学部卒業

H20.3 同志社大学法科大学院卒業

H21.12〜 六甲法律事務所

R2.4〜弁理士登録

兵庫県弁護士会法教育委員会、同子どもの権利委員会副委員長、同修習委員会副委員長

同志社大学法科大学院アラムナイ・アソシエーション寒梅会会長

関西学院大学非常勤講師、京都大学法科大学院非常勤講師

兵庫県児童虐待対応専門アドバイザー、神戸市いじめ問題対策審議会委員

 弁護士/弁理士 松 田 昌 明

(兵庫県弁護士会所属)    

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